相続を機に不動産(一戸建、マンション)売却。一戸建やマンションの事故物件を売却する場合、通常の相場より何割ぐらい下がりますか?|宮城県仙台市、利府町、石巻市、東松島市の不動産売却

Q.一戸建やマンションの事故物件を売却する場合、通常の相場より何割ぐらい下がりますか?

A.今回の質問は多くの方が興味があるのではないでしょうか?

事故物件の価格は一般的に通常の物件と比較して低くなる傾向があります。具体的な価格の下落率は、事故の種類や物件の状態によって異なる場合がありますが、一般的な目安としては以下のようなものがあります。

●中古物件の場合
通常、同じ条件の非事故物件に比べて10%から30%程度下落することがあります。

●新築物件の場合
新築物件の事故は比較的稀であるため、事故の影響による価格下落は少ない場合があります。しかし、事故が発生した場合はディスカウントが適用され、5%から20%程度下がる可能性があります。

ただし、これらは一般的な目安であり、一律的に事故物件だから●●%下がってしまうといった単純な話ではありません。実際の価格は事故の種類、被害の程度、修復の有無、地域の需要と供給など、多くの要素に影響されます。そのため、具体的な事故物件の価格を決定する際には、不動産会社や不動産鑑定士などの専門家のアドバイスを受けることが重要です。

事故物件の価格がどれだけ下がるかは、いくつかの要素によって影響を受けます。

分かりやすいように以下に、価格の下落に関連する要素をいくつか書き出してみました。

▼修復費用
事故による被害の程度が大きい場合、修復に必要な費用が増えます。修復費用が高額である場合、物件の価格は通常よりも大幅に下がることがあります。修復が容易で比較的安価な場合でも、価格はわずかに下がることがあります。

▼傷痕や損傷の残存
事故物件には傷痕や損傷が残っている場合があります。これには、事故の痕跡や修復の跡などが含まれます。これらの痕跡や損傷が目立つ場合、購入者にとってネガティブに映ってしまい、物件の魅力が下がってしまう要素として考慮する可能性があります。その結果、価格は下落する傾向があります。

▼購入者の需要と供給
地域の需要と供給も価格に影響を与えます。需要が高く供給が少ない場合、事故物件でも価格はそれほど下がらないかもしれません。逆に、需要が低く供給が過剰な場合、価格はさらに下がる可能性があります。

▼物件が存するエリア
物件が存するエリアも価格に影響を与えます。魅力的なエリアや需要の高いエリアでは、事故物件の価格下落率は相対的に低くなる傾向があります。一方、需要が低い地域では、価格下落率が高くなることがあります。

これらの要素は、事故物件の価格下落率に影響を与えますが、実際的には人間の心理に関する問題であるため、数値化するには非常に困難です。

価格下落率は個別の物件や地域の状況によって異なり、そして、事故物件と聞くとどうしても興味が湧きがちですが、購入者にはリスクが伴います。事故物件の購入を検討する場合は、ご自身の生活環境や生活スタイルなども含めて総合的に検討して決定していくことが非常に大切になってきます。

最終的には、やはり不動産会社や不動産鑑定士などの専門家に相談することが重要です。

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宅地建物取引士
熊谷 求