不動産の査定額が異なる場合にどう考えればよいか?|宮城県仙台市若林区、宮城県宮城郡利府町、宮城県石巻市、宮城県東松島市の不動産売却

Q.不動産の売却をしようと考えています。その時の査定価格が不動産会社によって違う場合、どう考えればいいでしょうか。

 

A.単刀直入で良い質問ですね。不動産会社によって査定価格が異なる場合、以下のポイントを考慮することが重要です。

▼査定の根拠となる情報の違い
不動産会社によって査定に用いられる基準や評価方法は異なる場合があります。査定に関わる要素やデータの収集方法、市場の動向や価格指標の選択などに違いがあるかもしれません。査定の根拠となる情報を確認し、それが適切かどうかを比較することが重要です。

▼不動産会社の信頼性と実績
査定額には不動産会社の経験や専門知識、市場の見通しなどが影響します。過去の売買実績や顧客の評判、業界での評価など、不動産会社の信頼性と実績を考慮することが重要です。信頼性の高い不動産会社の査定は、より正確で適正な価格を反映している可能性があります。

▼複数社から査定を受ける
1社だけでなく、複数社(少なくても3社)の不動産会社から査定を受けることをおすすめします。複数の査定を比較することで、相場価格や査定のバランスを判断しやすくなります。また、査定価格に関する疑問や異議がある場合は、不動産会社に対して具体的な根拠や意見を求めることも重要です。

▼自身での情報収集
不動産の市場価格や価値を理解するために、インターネットや不動産関連の書籍、地域の相場情報などを活用して自身で情報収集することも有益です。これにより、査定価格が妥当かどうかを判断する材料とすることができます。

最終的な判断は、信頼性の高い不動産会社の査定や複数の査定結果を総合的に考慮し、自身の判断に基づいて行うことが重要です。

査定額に大きな差異がある場合、それがどのような要素や根拠に基づいて生じているのかを不動産会社に詳しく尋ねることが重要です。その際、具体的な情報やデータを提供してもらい、それに基づいて査定額がどのように算出されたのかを理解しましょう。

 

また、査定額だけでなく、不動産会社の対応や提供するサービス、契約条件なども比較することが重要です。信頼できる不動産会社は、査定だけでなく、スムーズな売却プロセスやアフターサービスにも力を入れています。

最終的には、信頼性の高い不動産会社の査定結果や提案、市場調査結果、自身の判断を総合的に考慮して、適切な売却価格を決定することが重要です。

 

株式会社日興管財
宅地建物取引士
熊谷 求