物件内覧時の不動産会社の担当者の立会|宮城県仙台市若林区、宮城県宮城郡利府町、宮城県石巻市、宮城県東松島市の不動産売却

Q.不動産売却の時の内覧の際、専属専任媒介契約を結んだ不動産会社の担当者は同行しないのが普通なのでしょうか?
初回の内覧時は来てくれたのですが、その後はアポの連絡があるだけです。内覧の対応は売主だけが対応していて、専属専任媒介契約を結んだ不動産会社の担当者に最近疑問に感じています。内覧される方は、不動産仲介会社の方と一緒に来ています。専属専任媒介契約を結んだ不動産会社担当者からの説明ですと、毎回同行するとアポを取れる数が少なくなってしまうので、機会損失にならないよう売主さんに対応して頂いているとの事です。

 

A.稀にそのような場合もあるのでしょうけども、基本的には不動産仲介会社が立ち合い、物件の説明をする必要があると考えます。さらに、重要な点として、物件見学時にはお客様が質問や懸念事項を売主様や不動産仲介会社の担当者に直接聞くことができ、それによって購入決定をするまでの不安を解消し、安心してその物件の購入決断をすることができるというメリットがあります。そのため、不動産仲介会社が物件見学時に立ち会うというのは当然だと考えます。

信用問題にもかかわりますからね。

ちなみに、以下は物件見学時の一般的流れになります。

●面談とスケジュールの設定
物件を見学する前に、不動産会社の担当者と面談を行います。この面談で、あなたの希望や条件、予算などを話し合い、見学のスケジュールを決めることがあります。

●見学日時の確定
面談後、不動産会社の担当者は物件の所有者や現地の不動産会社の担当者と連絡を取り、見学の日時を確定します。通常、不動産会社の担当者はあなたと物件の所有者または現地の担当者の間で調整役としての役割を果たします。

●立ち会いの目的
不動産会社の担当者の立ち会いは、物件の情報提供や質問への回答、物件の特徴や状態の説明など、見学中に必要なサポートを行うことです。また、物件内の細かな詳細やポイントを把握するため、不動産会社の担当者の立ち会いはやはり大事になってきます。

●立ち会いの役割
不動産会社の担当者は、売主様や売主様側の不動産会社の担当者と連携し、見学者に物件に関する説明をします。売主様と不動産会社の担当者は、物件の特徴や設備、周辺環境、価格、契約条件などについて説明し、疑問や質問に答えます。また、物件内を案内し、注意すべきポイントや見どころを指摘することもあります。

●個人的な観点とプライバシー
物件見学では、自分自身が物件を評価し、その環境や条件が自分に合うかどうかを判断する必要があります。不動産会社の担当者の立ち会いは、物件に関する情報提供やサポートを目的としていますが、個人的な意見や判断は見学した方に委ねられます。

以上のようなことを踏まえて、購入希望者の方は物件の見学に臨み、また、売主様としてもご自身が物件を購入された当時を思い出していただき、できるだけ情報提供に努めることで、その後の展開もスムーズになっていくものと思います。

物件の見学からお引渡しに至るまで、不動産会社の担当者は、互いに協力関係を築きながら売主様や買主様の不動産取引が良い取引になるようにサポートいたします。

ご不明な点があればお気軽に尋ねてみてください。

貴方の不動産取引が良い取引となりますように。

 

株式会社日興管財
宅地建物取引士
熊谷 求