資産価値の下がりにくい不動産(一戸建)の特徴|宮城県仙台市若林区、宮城県宮城郡利府町、宮城県石巻市、宮城県東松島市の不動産売却

まず先に踏まえておかなければならない事は「下がらない」ではなく「下がりにくい」という事ですね。

そして、今回は一戸建についてお伝えします。

建物は新築した時が最も資産価値が高く、その後は経過年数に応じて価値が下がっていきます。建物の耐用年数は以下の通りです。
【耐用年数】
鉄筋コンクリート(RC)・・・47年
重量鉄骨・・・・・・・・・・ 34年
木造・・・・・・・・・・・・ 22年

だからと言って何もしないという事だと、その資産価値の下落が著しくなります。

ではどうすれば建物の資産価値を少しでも長く保てるのか。

こまめに手入れをしていく事がとても大事になってきます。

定期的な屋根や外壁の塗装はもちろん、お家の中の特に水回り設備を最新の物に変えたり、壁紙も新しい物に貼り変えていくことが大事ですね。

住んでいると分かりにくいのですが、外壁や屋根の塗装をすると、普段目に見えない部分の不良(雨漏りの恐れやシロアリの害など)を確認することができるので、被害が大きくなる前の早期対策としても一役買ってくれます。

どれもこれも簡単にできることではありませんが、しかしながら、このようなメンテナンスをしていく事が建物の資産価値を少しでも長く保つことに繋がっていくのです。

まめに手入れをされている方のお宅は、築後30年が経過していても、新築に引けを取らない美しさがあります。反対に築後間もない建物であったとしても、その後の使い方やメンテナンスが行き届いていないと、不動産売却時に於いては買いたたかれてしまう要因にもなります。

以下にいくつか資産価値の下がりにくい一戸建ての特徴を書き出してみました。

▼公共インフラとアメニティ
交通機関や公共施設、ショッピングセンターなどの近くにある一戸建ては、生活の便益が高いため価値が維持されやすいですね。

▼地域の成長
周辺地域の開発やインフラ整備が計画されているなど、経済成長が見込まれる地域に位置している一戸建ては、将来的な成長ポテンシャルが高く、資産価値が上昇する可能性があります。

▼土地の供給制限
土地の供給が限られている地域は、需要に対して供給が追いつきにくくなり、資産価値が安定します。

▼土地の所有形態
土地を所有している場合は、土地の価値が安定しています。賃貸借契約やリースに依存しているよりも、所有権を持つことが重要です。

▼リーズナブルな固定費
一戸建ての固定費(例:地方税、住宅ローン返済、保険)がリーズナブルな場合、オーナーにとっての経済的負担が軽減され、資産価値の安定に寄与します。

▼ローカルエコノミー
周囲のローカルエコノミーの健全性は重要です。産業の多様性や雇用の安定性が高い地域は、一戸建ての需要と資産価値の維持に良い影響を与えます。

▼安全性と治安
安全な地域であることは一戸建ての資産価値に影響を与えます。住宅地域が治安が良く、犯罪率が低い場合は、需要が高まりやすくなります。

▼自然災害への耐性
昨今ではかなり注目されてきていますね。
地震や洪水などの自然災害に対する耐性が高い一戸建ては、災害リスクが低いため資産価値の安定に寄与します。

▼歴史的価値
歴史的な価値や建築的特徴を持つ一戸建ては、希少性が高く、需要が安定しています。

これらの要素は、一戸建ての資産価値が下がりにくい特徴として考慮されますが、地域や市場の状況によっても影響を受けることを理解しておくと良いでしょう。

最終的には何と言っても場所が非常に大事になってきます。

場所については、前回の記事「資産価値が下がりにくい土地」を是非ご覧いただければと思います。

試行錯誤して購入したお家ですから、いつまでも大事にしていきたいですね。

 

宮城県で昭和60年創業
宮城県知事(2)6160号
株式会社日興管財
宅地建物取引士
熊谷 求