一戸建てやマンションといった不動産を売りたいが、物がいっぱい残っている。それでも売れますか?|宮城県仙台市若林区、宮城県宮城郡利府町、宮城県石巻市、宮城県東松島市の不動産売却

売却したい不動産に家財など、物がいっぱい残っている場合、それでも売れるのでしょうか?

結構多く聞く質問ですね。

はっきりと申し上げると、売れます。

不動産を売る手順は一般的に次のようになりますが、売却したい一戸建てやマンション内に物が残っている場合は注意が必要です。

【一般的な不動産売却のながれ】
▼不動産の査定
専門家による査定を受けるか、不動産仲介業者に相談して市場価値を確認します。

▼不動産仲介業者の選定
信頼性のある不動産仲介業者を選びます。複数の業者から提案を受けて比較すると良いでしょう。

▼媒介契約
選んだ不動産仲介業者と媒介契約を結びます。売却条件や手数料についても確認しましょう。

▼必要な書類の準備
売却に必要な書類を整理・準備します。例として、土地や建物の登記簿謄本、固定資産税の証明書などが挙げられます。

▼買い手の見つけ方
不動産仲介業者が買い手を見つける手続きを進めます。広告やオープンハウスを行う場合もあります。

▼価格交渉と契約締結
買い手との価格交渉を行い、合意が得られたら売買契約を締結します。

▼売買契約の成立
契約条件を満たし、金銭のやり取りや必要な手続きが完了したら、売買契約が成立します。

▼物件の引き渡し
契約に基づき、物件の所有権を引き渡します。

【物が残ってしまっている場合の注意点】
①不用品を残していても、付加価値としてお家の査定価格は上がりません。
売主様にとっては「まだ使える家電」「高価だった家具」だとしても、買主様からすれば不要な物で、喜ばれないことも多いのです。買主様は買主様で、すでに使っている物や新たに買って使いたい家具や家電があるかもしれませんからね。ですので、「売ったら価値がありそうな物」は、是非ご自身で片付けて、家の売却にかかる費用の足しにしましょう。

②売却時の条件として、不用品の処分、不用品の処分費用として値引き交渉される可能性があります。
不用品を残したまま売却すると、買主様が不用品の処分をすることになり、費用や手がかかります。そのため、買主様にかかる費用や手間の分だけ、売却価格の値下交渉を受ける可能性が高くなりますまた、内覧時に不用品が家の中に残っていると、購入希望者に良い印象を与え難くなります。買い手がつかなければ、売り出し価格を下げることも検討しなければなりません。できる限り早く・高く売るためにも不用品は処分しておくのがおすすめです

そうすると、いつまでに片付けなければならないのか?

という事になってきますが、理想としては、査定をするまでには片付けてほしいですし、遅くてもお客様の見学が始まるまでにはある程度整理しておいてほしいですね。

室内が不用品でいっぱいだと、お家の状態を正しく見ることが難しくなります。全部処分するのが難しくても、明らかなごみや、使う予定のない物は処分して、部屋の中のスペースを空けておくと良いかもしれませんね。

どうしてもご自身での処分ができないという方は、最終的には契約の条件として処分費用を値引く、または、契約後から引渡しまでの間に業者に頼んで処分してもらうといった方法もありますので、不動産業者に相談してみるのも良いかもしれません。

いずれにしても、不用品が残ってるというのは、不動産売却時においては不利になることが多いので、普段から少しづつ整理しておいた方が良いですね。

 

宮城県で昭和60年創業
宮城県知事(2)6160号
株式会社日興管財
宅地建物取引士
熊谷 求