資産価値の下がりにくいマンション

まず先に踏まえておかなければならない事は「下がらない」ではなく「下がりにくい」という事ですね。

 

土地や住宅の場合と同様、場所が最も大事です。これについては「資産価値の下がりにくい土地」をご覧いただければと思います。

 

マンションの場合、間取りが非常に重要な要素となります。

 

玄関を入ると正面にリビングまでの直線の廊下があり、その廊下の両隣に居室やバスルームがあるといった間取りがオーソドックスです。

 

実際にマンションを探している方の声に耳を傾けてみると、そのようなオーソドックスな間取りを避けたいという意見をよく聞きます。

 

廊下がL字になっていて、玄関から室内の様子が見えにくい(訪問者からプライバシーを守れる)、キッチン・洗面室・バスルームが一直線状にあるといったプライバシー保護や効率的に動ける動線を配した間取りが好まれる傾向にあります。

 

角部屋と中部屋では価格に差が出てしまうということは多くの方が知っている事実ですね。窓が一ヶ所増えるだけで日当たりが良くなり、風通しも良くなります。その結果、室内を喚起しやすく、カビの発生を防ぎやすいのです。さらには、室内の明るさも大きく変わります。

 

一戸建と同様、マンションも経過年数とともに価値が下がっていきますが、室内のメンテナンスによって下落の勢いを和らげることができます。個人レベルで考えた場合、室内だけをメンテナンスすれば良いので、一戸建と比較するとメンテナンス費用を大きく抑えることができます。

 

防犯面でのメリットも際立ちます。

オートロックや防犯カメラ、防犯カメラに至っては複数台設置されていて不審者が近づくのを防いでくれますし、開口部が少ないということが、出かける時の戸締りをラクにしてくれます。玄関を施錠するだけで、不審者の侵入を防げるわけですから。

 

マンションは好みが出やすい建物ではありますが、住みやすさ、セキュリティなど、どのような観点からマンションを選ぶのか、考えをまとめることが大事ですね。

 

それではまた!