まず先にお伝えしなければならいない事は、査定価格と売却価格はイコールではないという事です。
査定価格というのは、これくらいであれば売れるのではないかなといった不動産業者としての予想価格です。
査定価格を出すまでには様々な工程があります。
場所を特定することから始まって、土地の形や接道している道路の状況。東西南北のどちらにあるのか、その道路幅は何mか、といった様々な工程を経てようやく価格を出していくことになります。
しかし、そのような様々な工程を経て出された価格がどんなに高くても、どんなに低くても、予想の範囲を出ることはありません。
その予想が一番高値だからと言って、その価格で売りに出してもさっぱり売れず、結局は相場通りの価格に落ち着いたなんていうことは往々にしてあります。
大事なのは、なぜそのような価格になっているのか、どういう物件と比較してそのような価格になっているのか、価格の根拠をしっかりと確かめるという事だと思います。
価格というのは数字です。
数字である以上、何らかの根拠があるはずなのです。
相場を踏まえたチャレンジ価格というのはあっても良いと思いますが、相場を無視した査定には注意が必要です。
根拠をしっかりと確認していきましょう。
それではまた!
宮城県で昭和60年創業
宮城県知事(2)6160号
株式会社日興管財
宅地建物取引士
熊谷 求