仲介査定とは机上査定や訪問査定によって算出された価格を参考に、その不動産を実際に市場に売却情報として出した場合、どれぐらいの価格で売れるかということを想定した査定になり、おおまかに以下のようなことがポイントとしてあげられます。
・不動産会社と媒介契約を締結する必要がある。
・自分の希望した価格で売りに出しやすい
・いつ売れるか分からない
・いくらで売れるか分からない
買取査定とは車の買取査定と同様に、不動産会社がその不動産を買い取るため、市場に出したらいくらで売れるのか?いつ売れるのか?といった心配がありません。おおまかに以下のようなことがポイントとしてあげられます。
・不動産会社と媒介契約を締結する必要がない。
・いつ売れるか明確である。
・市場に売り出した価格よりも下がる傾向がある。
「特に急いでいないから、出来るだけ自分の希望した条件で不動産を売却したい」という方であれば不動産仲介がいいと思いますし、「スピードを優先してできるだけ早く売ってしまいたい」という方であれば買取査定がいいのかなと思います。
よく、「相続した不動産を売りたいんだけど仲介と買取ではどっちが良いんでしょうか?」という質問を聞きます。この質問に対して「仲介と買取の特徴を踏まえた上で、お客様の事情に合わせて検討なさるのが良いのではないでしょうか」とお答えしています。
これだけは押さえておいた方が良いことは、どちらが良くてどちらが悪いという話ではないことだけは確かなので、この点だけは十分に押さえておくことが必要かと思います。