共有

 

ご無沙汰していました。
今回は前回の【私道】に出てきた【共有】についてみなさんと考えてみたいと思います。

結論から言うと、複数の人で不動産を所有しているっていう事です。

不動産に於ける共有は相続との結びつきが強く、通常は夫婦のどちらか(単独所有)、または夫婦2人で不動産を所有(共有)している場合が多いです。そして相続時に配偶者がいるかいないか、子供が何人いるか、誰が相続するのかなどによって所有者が決まり、相続の仕方によって名義人の数が変わってくるというわけです。この時、複数の人で不動産を相続することになれば共有が発生するという事になります。

共有者の数が多いと、例えば、共有者間での仲が良い状態が続けばもちろん良い事なのですが、仲が悪いと大変です。

共有者間の仲が悪いと、話を進める時にある程度機嫌取りをしなければならない時が出てきて、不動産の売却時や何らかの手続きの時(隣地との境界の確認、私道での掘削な許可などなど)にはその作業が滞ってしまうので、このような時には共有である事の弊害が出てしまいます。精神的にも疲れます。

また、不動産を売った時の売却代金を共有者で分ける場合、分け方によっては揉める可能性が大いにあり、これが「相続」が「争続 」と言われる所以なのですね。

司法書士の方からは、相続のときには共有にならないようにした方が後々らくだし、問題が起きにくいですよね。なんて言われたりします。

つまるところ、普段からの人とのお付き合いの話に行き着いてしまい、相性なども出てくるので難しい所ではありますが、共有者間に限らず、常に周りの人とは意識して良い関係を維持できるようにしていきたいものですね。

話が脱線気味なので今日はおしまいにします。